サトウマユ日記
ライトンの生みの親であるサトウマユさんが、
徒然なるままに書き付ける直筆（？）日記です。随時更新。
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2004年１２月０８日(水)
念願だった「ハウルの動く城」を観に行ってきました。
以前から予告とか観てまして、それはそれは楽しみにしておりました。
面白かったですね〜。（笑）かなりゲラゲラ笑っていたみたいで、
一緒に行った人に「すごい笑っていたね〜、椅子がえらい揺れていたよ！」
と驚かれたほどでした．．．。

宮崎駿さんの映画は私にとって、必修科目なので必ず観に行くのですが、
今回の映画のツボはなんといっても「ヒン」でした。
「ヒン」は主人公の女の子（おばあさん？）にくっついて、
チョロチョロしている犬なのですが、たまらない可愛さでした！（笑）

ちょっとムスッとして目つきが悪く、
全身モップみたいなワンちゃんなのですが、
「ヒンッ」（鳴き声：原田大二郎さん）
としか言わないところが愛くるしいんですよ。
言葉では上手く説明できないのですが、
観ていただくと「なるほど」と思っていただける気がします。

「ハウルの城」のデザインもよかったですね！
私の大好きなチェコアニメの世界風な城で、あのアンバランス感で
ヨチヨチ歩いているところがなんとも言えず心を奪われました。
近い内に資料設定集を買いたいと思います。

映画の最後の方はストーリー的にちょっとバタバタして、
意味がよく分からないところがあったのですが、
原作を読むときっと意味が分かるのでしょう．．．。

めすらしく今回は２回も映画館に足を運んでしましました。
やはりジブリアニメはすごいですね〜！

2004年１１月１７日(水)
ただ今、次号キャラピーの原稿を製作している真っ最中です。
世界各国の縁起物をピックアップしてネタをまとめているのですが、
ブタさんアイテムってけっこう世界的に縁起物が多いんですね。
ちょっと驚きました。

ライトンを描きはじめて、日本って意外にブタさんグッズを集めている方って
多いんだなぁ〜と感じたのですが、海外はもっと未知数ですね！
また、ブタさんに対して国によって良いイメージと悪いイメージが
とても極端ですね。
以前新聞に「家で使わなくなった玩具をアフガニスタンの子供たちに送ろう！」
という記事が載っていました。
ライトンのぬいぐるみをいくつか送ろうと思った矢先、
「注意・ブタに関する玩具は送らないでください」と
最後に書かれておりました．．．。（残念）

原稿の世界地図を書いていたところ、
タイムリーにもサイトをご覧いただいている方から
とても素敵な世界旅行のお写真を送っていただきました。
「デークン」さんどうもありがとうございました！

「デークン」さんはお仕事の関係で世界各国を回っていらっしゃるとのことで、
お仕事の合間にエリクトンのお写真を撮影されたそうです。
　※エリクトンが首から下げているカメラは「デークン」さんのお手製とのこと。
この写真を見て、旅行好きの私はかなりエリクトンを羨ましく思いました。
私もピラミッドの前や、ルーマニア僧院 etc. の前で記念撮影したいですね。
ホントにホントに羨ましい．．．！

「デークン」さん、また素敵なお写真を撮影したらぜひお送り下さいね。
他の方々も「私もこんなライトンたち撮りました！」
というお写真がありましたらお送りいただけたらうれしいです。

エジプト - ピラミッド
 ニュージーランド - マウントクック
フランス - パリの凱旋門
 ルーマニア - 寺院

イエメン - ハジャラ
ウズベクヒワ - カリタ塔 撮影者：デークン様



2004年１１月０９日(火)
最近、太ってきたんです．．．。
今、人生の中で体重がマックスになっており、とても困っています。

太ると困るんですよ不経済で．．．。
まず、着れなくなる服が増えてきました。
ぜんぜん傷んだり、汚れたりしていないのに、サイズがあわなくて
着れなくなったり、タイトスカートなんかだとお腹のあたりがポッコリして
ちょっと情けないです．．．。
あと、食費がちょっと増えてきた気がしますしね。

いつもマッサージをお願いしている先生に相談したところ、
やはり運動不足が問題とのことでした。
そんな運動不足の引きこもり絵描きにちょうどいいモノがあるとのことで、
教えてもらったのが『フィットネスボール（シッティングボール）』
というものです。先生いわく『フィットネスボール』に座っているだけで
背筋が真直ぐになり、頭がスッキリするそうです。
しかもそのボールに座ってちょっとしたエクササイズをすることで
下半身のシェイプアップになるとのこと．．．。
早速ネットにて注文してみたのですが、
只今人気沸騰らしく１ヶ月近く待つとのことでした。

そうして、ようやく待ちにまった『フィットネスボール』が
わが家にやってきました。直径約５０センチほどのゴムでできた
真っ赤なボールの下に、ちいさい足が６本ついたモノなのですが、
座るとボニョボニョしてとても楽しいです！
結構安定して座っていられるので、細かい仕事をしている時もずっと
『フィットネスボール』を愛用するようになりました。
そして、疲れた時には体をのばしたりしてエクササイズをしておりました。

そうこうしているうちに、ふっとお尻のあたりを見てびっくりしました。
かなりお肉がついていたお尻の横あたりがちょっと引き締まっているんです！
正直、我が目を疑いましたが、やっぱりちょっとだけなのですが、
キュっとなっているんです！（喜）
『フィットネスボール』すごいですよ。

さらにシェイプアップして、
着れなくなった服たちをまた着れるようになりたいですね〜。

2004年１０月３０日(土)
秋も深まってきた今日この頃、
夜になると寒くなってきたのでハロゲンヒーターをつけるようになりました。
タンスの衣替えもようやく完了し、冬に向けて心の準備もしている感じです。
皆様もお風邪などにはお気をつけくださいね。

先日、念願だった『美輪明宏さん』のコンサートに行ってきました。
前々から美輪さんにはとても興味があり、
テレビや本などで拝見していたのですが、
生の美輪さんは本当にすごいインパクトでした。
シンデレラのようなドレスを優雅に着こなして唄っていらっしゃったのですが、
７０才近くであの妖艶さには本当にびっくりです。
しかも男性なんですよね！
（以前、生の梅沢富夫さんの妖艶さにも驚きましたが．．．。）

コンサートでは、前半は日本の童謡をお唄いになり、
後半はシャンソンをお唄いになられていたのですが、
やはり美輪さんといえばシャンソンの方が板についた感じでした。
人生の年輪が唄ににじみ出ているようで、とても説得力がありました。

美輪さんのコンサートでは、
毎回アンコールの前にファンの人から
直接美輪さんに花束を渡せる機会があるとのことで、
今回私も花束を渡してきました。
その時に握手をしてもらえるのですが、
握手をしてもらった瞬間そりゃあもう大興奮ですね！（笑）
人々に元気をあげられる人って本当にすごいなあと感じました。
今度は、『黒蜥蜴（くろとかげ）』『毛皮のマリー』などの
女優美輪明宏さんを見てみたいと思っております。

2004年0９月２７日(月)
先日MOCAパーティーがあり参加してまいりました。
沢山のアーティストさんが集う賑やかなパーティーでした。
しかし、初対面の人が沢山いると落ち着かないのと、
名刺をあまり持ってこなかったことに気がつき、
部屋のすみっこのテーブルでじっとしておりました。

名刺はフリーのイラストレーターにとって大切な営業ツールなのに．．．。
ありがたいことに、
いろいろな方がご挨拶して下さったのでうれしく思った反面、
名刺をちゃんと持ってこなかった自分に悲しくなりました．．．。
名刺を交換できなかった方々どうもすみませんでした、
またお会いできる日を楽しみにしております。
（次回は必ず名刺をちゃんと持ってごあいさつさせていただきますね！）


2004年0９月２１日(火)
６日間ほど岐阜の実家に帰省してきました。
本当は８月のお盆に帰省したかったのですが、
暑さの中で民族大移動にもまれて
無事実家にたどりつく自信がなかったのです・・・。

実家ではのんびり過ごしてきたのですが
（最近いつものんびり過ごしていますが．．．）、
ちょっと行きたい場所があったので、
父にお願いして連れていってもらいました。
行きたい場所とは「位山（くらいやま）」という飛騨高山にある山なのですが、
縄文時代からいろいろ伝説のある隠された聖地らしいのです。

父と母と私の３人で、片道３時間くらいかけて車でドライブがてら行きました。
お天気も良く、道中親子でいろいろ話しをしながら目的地に向かったのですが、
子供のころを思い出しとても楽しく感じました。
「位山」にたどりついてびっくりしたことが２つありました。

一つめのびっくりは、
父も母も私も「位山」の事は名前ぐらいしか知らなかったのですが、
過去に来たことが判明しました。
「位山」の下に「あららぎ湖」という人口の湖があるのですが、
幼い頃家族で泳ぎにきていたのです．．．。
そのすぐ後ろに「位山」があったなんて．．．！

もう一つのびっくりは、「位山」には天の岩戸伝説があり、
あの天照大神が隠れたとされる天の岩戸があるらしいのです。
天の岩戸伝説は日本各地にあるらしいのですが、
まさか「位山」が高天原だった可能性があるなんて．．．、驚きでした！

「位山」には天の岩戸とされる岩があるらしいのですが、
そこに行くには１時間ほど登山をしなければたどり着けないとのことでした。
まったく登山準備などしていない３人だったため、
しばらく山を眺めて帰ってきました。
母は「みかけはただの山なのにね．．．。」と言っていました。
たしかにぱっと見は、普通の山です。
山の東側には冬にスキー場になるため、リフトなどがあり、
ふもとのあたりでは牛が放牧されていました。
でもきっと何かあるんですよ、「位山」には．．．。
暇な時にでも「位山」と天の岩戸について調べてみようと思いました。

位山（南側より） 位山（東側より）



2004年0９月１７日(金)
９月も中旬を過ぎ、さすがに涼しくなってきました。
過ごしやすくていい感じですね！
夏の間は本当に暑くて外出もできなくて、
引きこもり絵描きがさらに引きこもっていましたが、
ちらほらと少しずつ外出できるようになりました。
映画もしばらく観に行く事ができなかったので、
思いきって３本まとめて観てみました。
夏映画は観たいものがめじろ押しでした。スパイダーマン２、
シュレック２、ハリー・ポッター、スチームボーイetc．．．。
しかし、すでにシュレック２とスチームボーイは
上映を終えてしまっていました．．．、残念。
なので、スパイダーマン２、ハリー・ポッター、
ヴァン・ヘルシングを観てきましたので、
ちょっとずつ感想などを述べてみたいと思います。

●スパイダーマン２について
前回が結構面白かったので、期待して観てみましたが、
なかなかよかったです！
「２モノ」は裏切られる傾向にあるのですが、
スパイダーマンはやってくれました。
しかし、スパイダーマンは人間の生活をしている時は
ドラえもんにおける「のび太君」みたいな人なんですね。
なにもあんなに失敗ばかりしなくてもよさそうなのに．．．。
その上、どうもヒロインが「しずかちゃん」ではなく
「ジャイ子」風なんですよね。
お顔もイカツイ感じですし、スパイダーマンより体力ありそうだし、
まあ美人の定義は人それぞれですので．．．。

●ハリー・ポッターについて
育ちましたね〜、ハリー・ポッター役の少年。
でも、ちゃんとハリー・ポッターなまま成長しているところが
すごいと思います。
やっぱり世界観がいいですね！ホグワーツ魔法学校が本当にあったら、
どんな汚い手を使ってでも入学したいですね。魔法大好きです！
昔「５年３組魔法組」という子供向けドラマがあったのですが、
当時かなりはまってました。もし幼い頃ハリー・ポッターを観ていたら、
はまりすぎて大変なことになっていたと思います。
ホグワーツ魔法学校の制服を着て小学校に通ったりとか、
ニンバス２０００のホウキを手作りしたりとか・・・。

●ヴァン・ヘルシングについて
バンパイアVSオオカミ男という映画なのですが、
ヒロインのバンパイアに狙われる女性がとてもカッコよかったです。
とてもタフでどんなにダメージ受けても立ち上がってくるので、
てっきり彼女も妖怪系だと思っていたのですが、人間だったんですね．．．。
CGバシバシの映画なのですが、
バンパイアの子供の量とかちょっと多すぎなのでは？


2004年0８月２３日(月)
夏バテのせいか胃がキリキリしております．．．。
いつもマッサージをお願いしている先生に相談してみたところ、
「胃が消化不良をおこしていますね、胃の中が水っぽい．．．。」
と言われました。
「よし、胃に優しいものを食べよう！」
と思い近所の自然食品を販売しているお店に行きました。
気になったのは「じゅんすい　こくさん　りんご」と書かれたハチミツでした。
ほかにも「ぼだいじゅ」「れんげ」など
いろいろなハチミツが置かれていたのですが、
「りんご」のハチミツを購入してみました。
ハチミツは文字どおり蜜蜂が花の花粉を集めて蜜にしているのですが、
集める花粉によってかなり味が違うとのこと。
早速口にしたのですが、普通のスーパー等で売っているハチミツより
口あたりがやわらかく、優しい味がしました。
かなりうっとりする味です！
もしや．．．と思い、冷やしたミネラルウォーターにハチミツを入れて
レモン汁を入れると、なんともやさしくおいしいレモネードになりました。
かなり幸せな気分になりました。
これでちょっと元気が出そうな感じです。
ハチさん、製造者の方美味しいハチミツをどうもありがとう！


2004年0８月１２日(木)
最近、某コンビニエンスストアで『実写版・忍者ハットリくん』の
宣伝ポスターをみかけたのですが、かなりツボでした。
タレントの香取慎吾さんの『ハットリくん』も
「なるほど実写にするとこういうふうになるんだ〜、適役だな〜。」と
感心していたのですが、ちょっと視点を横にすると『しし丸』があっっ．．．！
ものすごくかわいいんですよ。
本物の犬のひたいに手裏剣の十字マークがついているのですが、
かなりあどけない表情なのです。でもちゃんと『しし丸』なのです。
やっぱり竹輪も大好物なんでしょうね。


2004年0７月２８日(水)
ここのところの猛暑で、毎朝お水をあげているにもかかわらず
育てていたベランダの植木がいくつか枯れてしまいました．．．。
私も枯れると困るのでエアコンのきいた部屋にこもって避暑をしている状態です。

そんな話を友達としていたところ
「うちの蓮株分けしてあげる！」と言われました。
蓮は睡蓮鉢の中で水に入れて育てるらしいのですが、
一緒に金魚を入れてあげると、ほったらかしでも蓮と金魚で食物連鎖をして、
水が濁らずきれいな状態をたもてるとのこと。
ちょっと面白そうなのでお言葉にあまえて蓮を株分けしてもらうことにしました。

しかしうちには睡蓮鉢もなく、
代わりになるのはプラスチックのバケツぐらいしかないので、
睡蓮鉢を購入することにしました。
「折角蓮デビューをするのだから、やっぱり睡蓮鉢は陶器がいいな！」
と心に決めたのはいいのですが、
この暑さの中園芸屋さんに行って物色する気にもなれず
別の友達に相談してみました。
その人はネットオークション好きで、
自称『特技：買物』という方なのですが、
本当に高価で高品質な商品をとんでもなく安い値段で購入してしまうのです。
人はいろいろな特技があるのだなぁと感心いたします。

早速ネットオークションで落札してもらいました、しかも２コ．．．。
一つは「薩摩焼」の鳥さん（鶴・鷹・鷲など）が
たくさん描かれたにぎやかな鉢で￥３０００。
もう一つは「景徳鎭（けいとくちん）」の白地に
中国の建物や風景が描かれた鉢で￥２０００。
どちらもすごい立派な鉢で、それぞれ重さ１０kg前後あるものでした。
はじめどちらか私が好きな方を選んで、
残りは友人が自分でも蓮を育ててみようと思って購入したらしいのですが、
送られてきた鉢の大きさを見てちょっとビビってしまい、
結局２つとも私がいただくことになりました。
「薩摩焼」の方はかなり綺麗な鉢なので外に放置する気になれず、
お部屋のインテリアにすることにしました。
うまく蓮が育つかどうかこう御期待ということで。

薩摩焼 景徳鎭



2004年0７月0７日(水)
まだ梅雨もあけていないのに暑い日が続いていますね．．．。
なさけないのですがホントに暑さに弱いので、
ただでさえ引きこもり絵描きなのに、最近日中は家からまったく
出なくなってしまいました。（暑い日中はお昼寝をしてしまいます．．．。）
食料とか調達しなければならない時は
夕方５時以降に出かけることにしております。
夕方５時をすぎると暑さもおさまり心地よい風に吹かれて気持ちいいですね〜。
こんな状況を社会人デザイナーの友人に話すと、
「御隠居ばあさんみたい！」とあきれられてしまいました．．．。
あっ、仕事は夜涼しくなってからしております。
ちゃんと働いています、ただ無理はせずのんびり絵を描いております。
『働かざるもの食うべからず』ということで．．．。

先日、ネットで色鉛筆を買いました。
『ファーバーカステル』というドイツの会社の有名な色鉛筆なのですが、
１２０色もありちょっとうれしく思いました。
（日中暑さのため画材屋さんまで買いに行く元気がないので、
ネットで買物ができるのは助かります．．．。）
近頃仕事ではパソコンでしか絵を描いていないので、
手描きの作品を作りたいなぁと考えていました。
パソコンのイラストは着色も簡単だし、
修正も簡単に出来てしまうのでとても便利なのですが、
その反面作品に重さを感じられないことがとても気になっていました。
もちろんパソコンで描くイラストも、
製作するにあたってはエネルギーを使うのですが、
手描きのイラストは失敗したら簡単にリセットできないという緊張感が
作品ににじみ出ると思います。
大好きなディック・ブルーナー氏のミッフィーちゃんも、
とてもシンプルなイラストなのですが手描きで作品を描いた強さが
キャラクターの強さになっていると感じます。

早速色鉛筆でイラストを描いてみたのですが、
手描きのイラストとパソコンのイラストでは
描いている時に使っている脳が違うのでは？と思いました。
パソコンでも描いている時は必ずいろいろ考えをめぐらせているのですが、
色鉛筆で着色する場合根気よく描きこまないと色がのらないので、
さらに考えることが深まっていく気がします。
こんなにゆっくり時間をかけながら製作するのは学生以来で、
仕事では締めきりとかが恐くて色鉛筆の作品は使えないかな．．．
と思うのですが、仕事の合間にちょこちょこ描いて
新しいタッチがうみだせたらいいなぁと考えています。
いつのことやらわかりませんが、気長に描いてみたいですね〜。